中野民夫プロフィール
中野民夫
東京工業大学名誉教授、ファシリテーター、屋久島本然庵主宰
1957年生まれ。広告会社に30年、同志社と東京工業大学に計11年勤め、2023年春定年退職しフリーランスに。1990年前後に米国留学し組織開発やワークショップを学ぶ。以降、ファシリテーション講座や対話を育むワークショップや授業を実践。60歳前後から歌と絵をたしなむ。主著『ワークショップ』『学び合う場のつくり方』(岩波書店)
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東京工業大学名誉教授、ファシリテーター、屋久島本然庵主宰
1957年東京生まれ。学生時代は海外への一人旅。1982年に東大文学部宗教学科を卒業し、広告会社の博報堂に就職、大阪の営業から始める。1989年に休職・留学し、サンフランシスコのCIISで組織開発学修士課程修了。ジョアンナ・メイシーやティク・ナット・ハンに出会い、平和や環境の問題に取り組むワークショップを探究。1992年に復職後、会社勤めの傍ら個人として、人と人、自然、自分自身がつながり直すワークショップや、参加型の場づくりの技法ファシリテーションの講座を、Be-Nature Schoolなどで多数実践。会社では愛知万博の「地球市民村」(NGO Global Village)をプロデュースするなど、徐々に社会的な分野を担当。2005年度から明治、立教、法政、聖心女子大の非常勤講師を兼任。2012年に博報堂を早期退職し、京都の同志社大学の政策学部と大学院ソーシャル・イノベーションコースの教授に。2015年9月から大学改革を進めていた東京工業大学に移り、リベラルアーツ研究教育院教授として、参加型授業や全学のワークショップに尽力。2023年3月に定年退職、名誉教授の称号を授与される。
屋久島には40年前に詩人山尾三省を訪ねてから縁が深まり、2006年に尾之間に本然庵という拠点を建て、集中講義やマインドフル・リトリートを実践してきた。今後も、変革の担い手が他者、自然、自分自身とつながり直せる場として、様々なリトリートを展開予定。
57歳からオリジナルソングが生まれ始めた遅咲きのシンガーソングライターで、CDも作り、メッセージを込めて授業や講座でも歌ってきた。62歳からはアクリル絵の具で絵も描いている。
主著に、『ワークショップ』(岩波新書)、『ファシリテーション革命』『学び合う場のつくり方』(岩波書店)、『みんなの楽しい修行』(春秋社)、共著に『自分という自然に出会う』『ファシリテーション』『対話する力』『ファシリテーションで大学が変わる』『えんたくん革命』『看護のためのファシリテーション』など多数。
参考:インタビューや対談などの紹介記事・動画のURL
- 東工大リベラルアーツ研究教育院HP:中野民夫教授 最終公演(ライブ)を開催
~教えるより学ぶ場を作った、東工大ライフの7年半を振り返る~(2023.03)
https://educ.titech.ac.jp/ila/news/2023_03/063980.html - 東工大未来社会デザイン機構(DLab)HP:未来放談 第3回:未来への迷い方(鼎談の記事と動画)(2023.02)
https://www.titech.ac.jp/public-relations/outreach/stories/dlab-future-techscapers03 - soar HP:“内なる気配”に耳を澄ませ、自分の至福についていこう。中野民夫さん流、「人生と社会を豊かにする生き方」とは(2023.02,08)
https://soar-world.com/2023/02/08/tamionakano/
- ミラツクHP:なぜ、ひとつの地球に生きる仲間だという感覚を持てないんだろう?東京工業大学教授・中野民夫さん【インタビューシリーズ「時代にとって大事な問いを問う」】(2021.03.08)
https://emerging-future.org/newblog/roomq2021_nakano/ - 大阪大学 人文学・社会科学を軸とした学術知共創プロジェクトHP:
記事:対談02~中野 民夫 × 堂目 卓生~(2021.07.29)
https://gakujututi.ssi.osaka-u.ac.jp/post/22.html